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4年ぶり、南大東会 笑顔で再会 村出身者ら150人 那覇で懇親会


4年ぶり、南大東会 笑顔で再会 村出身者ら150人 那覇で懇親会 4年ぶりに開催された南大東会の懇親会。会場いっぱいの輪になって、大東音頭を踊った=11月25日、那覇市の県青年会館
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 【那覇・南大東】南大東村の出身者や島での就業経験のある人らでつくる南大東会(西浜完治会長)の懇親会が11月25日、那覇市の県青年会館で開かれた。コロナ禍を経て4年ぶりの開催となり、150人ほどが詰めかけた。会場は再会を喜ぶ笑顔であふれた。
 昨年7月に就任した新垣利治村長をはじめ、仲田明男村議会議長、宮平美智子村教育長も参加した。新垣村長は「多くの村出身者が古里との絆を大切に、あらゆる分野で活躍していることを誇りに思う。いつも応援していただき感謝している」とあいさつした。
 島の中学校を卒業し、本島で学ぶ高校生でつくる「コッポロー会」も参加。代表の桃原穂夏さん=那覇商業高3年=が「3年前に島を離れ、島が好きで何度も帰りたいと思った。県外大学に進学するが、南大東を誇りに思い、PRしたい。これからも応援してほしい」と力強く語った。
 余興では、島の子どもたちによる大東太鼓の「大東太鼓発展期成会」が勇壮なバチさばきを披露。島の山内昌安民謡研究会の生徒たちが歌と演奏で盛り上げた。全員で大きな輪となり、大東音頭を踊る場面もあった。
 西浜会長は「皆さんに再会できてうれしい。今後も緊密に連携しながら島の発展に向けて協力していきたい」と話した。
 (岩崎みどり)