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本部の名所回り 得点競おう 町観光協などが9日初開催


本部の名所回り 得点競おう 町観光協などが9日初開催 「もとぶヒューマンツーリズム」を企画した(右から)本部町観光協会の崎浜秀明さん、當山清博会長、美ら島フードサービスの渡名喜朝之代表、本部町の並里力産業振興統括監=11月27日、琉球新報北部支社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【本部】「本部町を丸ごとテーマパークに」を目標に、本部町観光協会と美ら島フードサービス(本部町、渡名喜朝之代表)は、新たな観光商品「もとぶヒューマンツーリズム」を開始する。地図に設定されたチェックポイントを時間内に歩いて回り、得点を競う「ロゲイニング」の要素を取り入れた催しで、9日には谷茶公園を発着点に、初めての催しが開かれる。将来的には、修学旅行生に向けたプログラムとして継続的に取り組んでいく考えだ。
 催しは、町内にある名所や史跡、事業所などを2~5人が一組となって回り、指定された構図で写真を撮って得点を集めるルール。58カ所それぞれに得点が振られているほか、ボーナスポイントが設定されている場所もある。水納島や八重岳頂上など、遠方はより高得点を狙えるが、制限時間の5時間を1分超えるごとに50点の減点となるため、距離を考え、効率よく点数を稼ぐことが求められる。
 本部町観光協会の當山清博会長は「本部町には足元にたくさんの観光資源がある。人との触れ合いも含めて、丸ごと商品化することでリピーターにつなげていきたい」と語り、多くの参加を呼びかけた。今回のコースは谷茶や大浜、伊野波、八重岳を中心としているが、将来的には伊豆味方面や、備瀬方面でもコースを設定して楽しんでもらう予定だという。
 催しは9日午前10時開始(同9時開会)で、参加料は1人千円(弁当代、保険料込み)。「やまとんちゅ」「うちなんちゅ」「もとぶんちゅ」と部門が分かれており、それぞれ上位3チームには特産品を贈呈するほか、参加者全員に町内で使えるクーポン千円分もプレゼントする。ゴール会場では沖縄そばなどが振る舞われる。参加申し込みと問い合わせは同協会、電話0980(47)3641。
 (池田哲平)