【沖縄】メディア事業などを手掛けるファンファーレ・ジャパン(沖縄市、島袋武志社長)は健康長寿県、沖縄の復活を目指し、「楽しく・美しく・健やかに」をテーマにしたオンラインサロン「ヘルスハック大学」を立ち上げる。かつては世界有数の長寿地域だった沖縄だが、平均寿命ランキングは下落し、特に65歳未満で高い健康リスクが指摘されているため、有識者とも連携し、若い世代にアプローチする。沖縄は若年層の死亡率が全国でも高く、精神衛生の問題も抱えていることから、医療的アプローチだけでなく「生き方」にも焦点を当てる。
12月5日に運営費用のクラウドファンディングを始め、テレビやネット動画で番組を制作する。オンラインサロンの会員は複数プランがあり、視聴だけでなく、セミナーへの参加や個別相談などのサービスを用意する。那覇西クリニックの玉城研太朗医師、琉球大学の荒川雅志教授ら専門家も講師や監修を務める。
番組の司会は山城智二さん、脚本はキャンヒロユキさんが務め、楽しく健康長寿を目指す。キャンさんは「健康寿命の根底には貧困などの問題も絡む。寿命が長ければそれでいいのか。あるいはハッピーならば短くてもいいのか。ハッピーをどのくらい積み上げられるかが、健康寿命だと思う」と語った。
クラウドファンディングは専門サイト「キャンプファイア」で実施する。特典は寄付の規模に応じてオンラインサロンの会員費割引や、番組での企業名などの掲示などがある。
(島袋良太)