保育士確保へ就職説明会／名護で３０施設出展／「潜在保育士も復職を」

　【名護】県主催の保育士合同就職説明会がこのほど、名護市港の名護市民会館中ホールで開かれた。本島北部地域１９法人から約３０の保育施設が出展した。保育士確保へ向け、働きやすい職場をアピールした。保育士資格を持つ人などが訪れ、真剣に耳を傾けた。県保育士・保育所総合支援センターによると県内に潜在保育士が１万３千人いると推定される。
　今帰仁村の認定こども園まほろば保育園の宮城江利子主幹教諭（５３）はかつて子育てに専念していたといい、「私自身も潜在保育士だったが、娘の後押しもあり復職した。給与面など職場環境はだいぶ良くなっているので、思い切って飛び込んでみてほしい」と呼びかけた。
　名護市のみらいじゅごん保育園で働く上原未奈美さん（３６）と仲本鈴菜さん（３９）は「保育士の連携があり、休みや休憩がしっかり取れるので、職員にも笑い声がある」と明るい職場を紹介した。　（増田健太）