【那覇】「メンタルヘルスの予防的取り組みから考える―企業の稼ぐ力を向上させるウェルビーイング経営実践講座」が11月3日、那覇市の沖縄産業支援センターであった。うつ病で休職した人のリワーク(復職)支援などに取り組むBowL(ボウル、浦添市伊祖)取締役の徳里政亮さんが講師となり、メンタルヘルスによる休職が発生しにくい組織づくりや復職しやすい環境づくりなどを伝えた。
講座には、企業経営者や人事担当者など32人が出席した。ボウルは沖縄初のうつ病に特化した復職支援を行う企業。休職から復職後も約3年半にわたって伴走型の支援を行う。徳里さんは「うつは再発率が高いが、支援を受けることで再発率を下げられる。ただ、発症しないことが一番。大事なのは仕事量などではなく、対話や関係性の改善だ」と語った。
講座は県が進める所得向上応援企業支援事業の一環。OKINAWA SDGsプロジェクト(事務局・琉球新報社、うむさんラボ)が開催した。(吉田健一)
有料
復職しやすい環境を/うつ病、那覇で支援講座
![復職しやすい環境を/うつ病、那覇で支援講座](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2023/12/RS20231107G00206010100-scaled.jpg?resize=615%2C410&crop_strategy=smart)
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)