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来年のゆり祭り「楽しみ」/伊江小・西小/児童ら球根2000個植え付け


来年のゆり祭り「楽しみ」/伊江小・西小/児童ら球根2000個植え付け テッポウユリの球根の植え付けを体験する伊江小の3年生=11月10日、伊江村のリリーフィールド公園
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊江】毎年4月に開催される村の一大イベント「伊江島ゆり祭り」の会場となるリリーフィールド公園で11月10日、伊江小と西小の3年生の児童36人が来年の祭りに向け、ユリの球根の植え付け体験をした。児童らは会場入り口付近の畑でスコップを手に、村内で生産されたテッポウユリの品種「ジョージア」約2千球を植え付けた。
 植え付け体験は毎年実施している。今年のゆり祭りは4年ぶりに通常開催され、約2万8千人の観光客が訪れた。祭り終了後は、公園管理を行う業者らが手作業で球根を掘り起こし、次年度に向けて選別、保管する。
 児童らは村商工観光課の名渡山望さんや公園管理の玉木伸治さんから説明を受け、手際よく植え付けた。児童からの「ユリの種類の数は?」「1日に何球植えているか」という質問に対し、玉木さんは「オランダが産地で世界には2千種類以上あり、祭りでは約100種類の世界のユリを植え付けする。最近では8人で約8千球を植えた」と説明した。
 伊江小の知念なえさんは「自分たちが植えたユリがきれいな白色で咲いて長持ちしてほしい」と述べた。西小の玉城大鐘さんは「球根の向きを意識して植えることができた。来年のゆり祭りで咲いたのを見るのが楽しみ」と話した。