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沖縄盲学校に75冊贈呈 点訳ボランティアでいご、55年連続


沖縄盲学校に75冊贈呈 点訳ボランティアでいご、55年連続 新しい点訳本に喜ぶ児童ら=11月20日、南風原町兼城の県立沖縄盲学校
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 【南風原】沖縄に点訳本を贈ろうと活動するボランティアグループ「青い鳥点訳グループ・でいご」は11月20日、南風原町兼城の県立沖縄盲学校に点訳本69冊と点訳絵本6冊を贈呈し、同日、贈呈式があった。
 同グループを代理して、金光教那覇教会の林雅信さんが出席し「児童生徒からリクエストしてもらった本を中心にそろえた。楽しみに読んでほしい」とあいさつした。児童らは点訳本に触れ、興味のある本を探すなどして、笑顔を浮かべた。
 年に一度の点訳本の贈呈は1969年に始まり、今回で55回目を迎える。生徒を代表して高等部3年の宮城翔さん(18)が「55年という長い期間贈呈し続けていただき、歴史を感じる」とかみしめ、「新しい本との出合いは自分の興味関心を広げるきっかけとなりうれしい。後輩にもたくさん読んでほしい」とお礼を述べた。 (上江洲仁美)