名護女性ネットがフォーラム　政治携わる女性増を

　【名護】名護市女性ネットワーク協議会はこのほど、「女性の政治参画～ジェンダーと政治～」をテーマにした女性フォーラムを同市の屋部地区センターで開催した。多くの人に政治への興味を持ってもらい、政治に携わる女性を増やすことが目的で、沖縄大の成定洋子教授の基調講演や名護市議会の４人の女性議員によるトークセッションがあった。
　基調講演では女性の地方政治参画の実態や市町村ごとの男女共同参画に関する計画策定状況などが取り上げられた。成定教授は「私たちが生きている社会や文化の本質的な問題として、政治やジェンダーを考えなくてはいけない」と語った。
　フォーラムには地域住民ら約５０人が参加した。名護市の翁長久美子市議は「男性の理解がないと女性は政治の社会には出て行けない。多くの女性が政治の世界へ出ていける動機付けになれば」とあいさつした。　（武井悠）