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強盗想定 訓練に20人 浦添署、ローソン神森中前店


強盗想定 訓練に20人 浦添署、ローソン神森中前店 防犯訓練で、刃物を手に金を要求する強盗役の警察職員(右)と店員=11月17日、浦添市宮城のローソン神森中学校前店
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 【浦添】浦添署は11月17日、ローソン沖縄と連携し、浦添市宮城のローソン神森中学校前店で強盗事件の対応訓練を行った。那覇・浦添エリアのローソン関係者約20人や同署員6人などが参加した。
 訓練は、強盗犯役の男性警察官がレジで刃物を突き出して「金を出せ」などと店員を脅し、金を奪えず逃走する流れで行った。レジで強盗犯に対峙(たいじ)した店員の新里剛生(ごお)さん(22)は「強盗犯から距離を取ることやカラーボールを投げるのが難しかった」と振り返った。
 訓練を講評した浦添署の山城雄次生活安全課長は「凶器の届く範囲で強盗犯と対話しないなど、自身の安全をまず確保してほしい」とコメントした。 訓練後には、県内で近年増加している特殊詐欺被害の防止指導もあった。同署員は「詐欺と思われる場合は購入者に声をかけるなど、未然防止に協力いただきたい」と店員らに呼びかけた。 (西田悠)