伊計や宮城周辺「密漁」増加 与那城町漁協などが対策の出発式 組合長「やめてほしい」 沖縄・うるま


伊計や宮城周辺「密漁」増加 与那城町漁協などが対策の出発式 組合長「やめてほしい」 沖縄・うるま 密漁対策の出発式に参加した与那城町漁業協同組合や中城海上保安部の職員ら=10月30日、うるま市(提供)
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 与那城町漁業協同組合と中城海上保安部、県水産課はこのほど、与那城漁協セリ市場で11月から1月にかけて増加する密漁対策の出発式を開いた=写真(提供)。関係者18人が参加し、周辺海域などをパトロールした。

 与那城漁協は2020年から冬場の看板設置や周辺海域のパトロールなどを実施している。この時期は北風の影響で本島西側の漁場は潜りにくくなるため、風の影響を受けにくい伊計や宮城島周辺で密漁が増加する傾向があるという。
与那城漁協などは日常的に周辺海域をパトロールしている。今年すでに海保が密漁者を摘発した事例も複数、出ているという。
 
 同漁協の玉榮將幸組合長は「(密漁は)罰金を受けたり、書類送検されたりする可能性もある。やめてほしい」と呼びかけた。 
(古川峻)