満室→空室の「シェアハウス」 「やんばる観光農園」に子ヤギが入居 亡き愛犬の名前で命名 沖縄・宜野座


満室→空室の「シェアハウス」 「やんばる観光農園」に子ヤギが入居 亡き愛犬の名前で命名 沖縄・宜野座 池辺俊晶さんのやんばる観光農園に設置されたヤギの「シェアハウス」=11月19日、宜野座村惣慶区
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 【宜野座】宜野座村惣慶区で池辺俊晶さん(77)が管理する「やんばる観光農園」のヤギ小屋に、2匹の子ヤギが入居した。農園を訪れる見学者に喜ばれている。

 ヤギ小屋は3年前から設置されていたが、長らく「空室」だった。今年6月、近隣の男性が飼育するヤギに2匹の子ヤギが誕生、男性のヤギ小屋が「満室」だったため、池辺さんに相談し、「シェアハウス」として有効活用することが決定した。

 子ヤギの名前は、男性が飼っていた、今は亡き愛犬の名前「命メェー(名)」。男性も感慨深く飼育に訪れている。

 かわいらしいイラストの看板は、多彩な才能を持つ村内のジャム工房の店主が作成した。ヤギの餌にと、提供者不明の桑の木などが小屋や池辺さん宅に置かれる「ゆいまーる」もある。

 「やんばる観光農園」は2000坪の敷地に無農薬、自然栽培による東南アジアや南米等、世界の珍しい果樹、植物が管理されている。完全予約制、植物の販売もしている。問い合わせは電話090(4343)1454(池辺)。

(池辺賢児通信員)