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52年ぶりの快挙! 「農業高校の甲子園」で北部農林高が最優秀賞 カラキ商品開発を発表


52年ぶりの快挙! 「農業高校の甲子園」で北部農林高が最優秀賞 カラキ商品開発を発表 日本学校農業クラブ全国大会で活躍した入賞者ら =名護市の県立北部農林高校
この記事を書いた人 Avatar photo 増田 健太

【北部】農業高校の甲子園と呼ばれ、全国300校が参加する日本学校農業クラブ全国大会(日本学校農業クラブ連盟など主催)で、県立北部農林高校の生徒がプロジェクト発表会で最優秀賞に選ばれるなど、1チームと2人が受賞した。山城聡校長は「沖縄県の農業高校始まって以来の多くの受賞と思う。引き続き学校生活を後押ししたい」と激励した。

 全国大会は約300校が参加し、10月に熊本県で開かれた。石倉歌笑さん=食品科学科3年=と幸地咲輝さん=同2年、名嘉美羽さん=同2年、新城ひまりさん=九州大会まで出場、同2年=は大宜味村産のカラキ(シナモンの一種)の普及について発表し、プロジェクト発表会ヒューマンサービス部門で最優秀の文科大臣賞を受けた。同校はこの賞を52年ぶりに受賞した。

 瑞慶覧桜さん=同3年=は意見発表会(開発・保全・創造)で優秀賞、比嘉彩乃さん=園芸工学科3年=が農業鑑定競技会(園芸)で優秀賞となり、生徒らは学習の成果を発揮した。

 石倉さんは「全国に行くのが難しいといわれる大会で認められたのは、農家さんの取り組みがあったから」と関係者に感謝した。石倉さんらのチームは企業などと連携し、カラキの商品開発を進めている。 (増田健太)