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大空羽ばたく姿 校章に 4月開校・豊崎中 田仲さんデザイン 「故郷に貢献うれしい」


大空羽ばたく姿 校章に 4月開校・豊崎中 田仲さんデザイン 「故郷に貢献うれしい」 4月開校の豊崎中学校の校章を発表する豊見城市教育委員会の(左から)瀬長盛光教育長、デザインした田仲南穂子さん、豊崎中校長の大城正篤さん=1月18日、豊見城市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 岩崎 みどり

【豊見城】豊見城市教育委員会は1月18日、4月に開校する豊崎中学校の校章を発表し、校章をデザインした田仲南穂子さん(23)=豊見城市=に感謝状を贈った。校章は豊崎の「自然」や「街並みの豊かさ」を連想させる空・海・風・虹・鳥などを表す優しくて明るいデザイン。田仲さんは、台北市の国立台湾科技大学で商業デザインを学んでおり「デザイナーとしての第一歩を故郷で踏み出せた。故郷の教育に貢献できてうれしい」と話した。
 校章は知性を示すペンと、ペン先の一滴は生徒が切り開く最初の一歩を表す。校名の文字は風になびいている。下部は羽ばたく鳥の姿になっており、生徒が希望にあふれる未来を創造することを表現している。全体が大きな一輪の花の形になっている。瀬長盛光教育長は「デザインが素晴らしく、コンセプトも生徒や保護者、地域の方の思いを集約した内容になっている」などと述べ、謝意を示した。
 校章デザインは昨年7~9月に募集し、県内外から31作品が応募。市教委は2回の選考会を経て、田仲さんの作品に決めた。同市の長嶺小中学校を卒業した田仲さんは「豊崎はリラックスしたい時に行く場所。自然豊かで、発展している街。公募の話を知った時からイメージができていた」と話した。
  (岩崎みどり)