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震度7想定し防災訓練 北谷栄口区・自主防災組織


震度7想定し防災訓練 北谷栄口区・自主防災組織 AEDを使った救命措置などの方法を確認した北谷町栄口区の自主防災組織のメンバーら=3日、北谷町栄口区
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 【北谷】北谷町栄口区の自主防災組織(島袋艶子会長)の避難訓練を主とした防災訓練が3日、公民館と隣接する屋外運動場で開催された。震度7の地震発生を想定し、住民を救護担架で救出し、心肺蘇生法・AEDによる応急処置、火災を消火器で消すといった一連の訓練を全員で確認した=写真。
 運動場には5カ所の訓練ブースを設けた。朝9時に公民館のサイレンが鳴り、島袋会長が訓練開始を宣言しスタートした。 浜元盛吉さん(80)は「体験したおかげで遭遇したら勇気を出して対応できると思う」と話した。島袋会長は「実際に直面した時の行動・防災力を身につけよう」とあいさつした。
 能登半島地震災害義援金の募金箱も設置された。約120人が参加した最終の訓練は給水・給食班の炊き出しで肉汁とおにぎりが配られ、雑談を交えて交流した。 (山川宗司通信員)