【宜野座】宜野座村立松田小学校(松田和美校長)でこのほど、昨年9月に多目的ホールに寄贈されたピアノの演奏会が催された。児童のピアノ演奏を多くの同級生が鑑賞した。
5年の照屋林夏さんはヨハン・ブルグミュラーの「牧歌」を演奏。3歳からピアノを習っている腕前を披露し「牧歌」の雰囲気が伝わると絶賛された。3年の田原彩晴さんと米須千莉さんは連弾で「お昼ねタイム」を演奏した。5年の玻名城縞汰さんは急きょ演奏曲を「ルパン3世のテーマ」に変更。即興の迫真の演奏からは躍動感があふれ、拍手が沸いた。
6年担任の山入端貴子教諭と5年担任の長浜美智瑠教諭は、ピアノは全くの初心者ながら、一生懸命に取り組む姿を伝えようと参加し「猫ふんじゃった」を連弾で演奏。ミスタッチから何度もやり直し、最後まで諦めない姿勢は児童を鼓舞した。
ピアノを寄贈した大嶺和枝さんは、児童らの奏でる音色に聴き入り「ピアノが大切にされておりうれしい。音楽に興味を持ってくれるきっかけになれば幸い」とあいさつ。
松田校長は「ピアノを通じて、豊かな心を育んでほしい」と話した。 (池辺賢児通信員)
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寄贈ピアノで演奏会 宜野座・松田小学校
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琉球新報朝刊