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陸自訓練場計画地視察 第4次嘉手納爆音訴訟原告団


陸自訓練場計画地視察 第4次嘉手納爆音訴訟原告団 訓練場予定地の東山カントリークラブ前で伊波洋正さん(右から3人目)の説明を聞く第4次嘉手納爆音訴訟原告団=17日、うるま市東山
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 【うるま】第4次嘉手納爆音訴訟原告団(新川秀清団長)は17日、防衛省が陸上自衛隊の訓練場整備を計画しているうるま市のゴルフ場跡地・東山カントリークラブを視察した。新川団長は「基地負担軽減とは逆の動きだ」と反対の意志を明確にした。
 同原告団の各支部と本部の役員ら約20人で視察した。訓練場予定地の地元旭区在住で、1959年の宮森小ジェット機墜落事故を語り継ぐ「石川・宮森630会」の伊波洋正事務局長が説明した。
 伊波さんは住宅や教育施設との近さ、これまでの経緯などを説明した。宮森小ジェット機墜落事故の体験者でもある伊波さんは「事故の体験者としては尊厳を踏みにじられるような思い」と憤った。新川団長は「自衛隊も米軍も至る所で増強を進めている。今回もその一つだ」と述べた。
 同原告団は同日、うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地や嘉手納基地なども視察した。
  (金盛文香)