【名護】20日に行われた名桜大学卒業式で、大宜味村喜如嘉出身の山城願(ねがい)さん(22)=写真=は、喜如嘉の伝統工芸・芭蕉布の着物とはかまを身にまとった。
手織りの芭蕉布は、数年前に91歳で亡くなった祖母から譲り受けた。袖をレースでアレンジし、赤いだて襟と芭蕉布のコサージュを組み合わせた上品なはかまスタイルが誕生した。
山城さんは「おばあちゃんが大好きだったので、母にも相談してこの着物を選んだ。着けることができてうれしい」と笑顔を見せた。 (安里郁江通信員)
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希望と感謝胸に 各地で卒業式 地元の芭蕉布華やかに 名桜大・山城願さん着用
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琉球新報朝刊