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ブラシノキ 空に映え うるまで開花


ブラシノキ 空に映え うるまで開花 瓶洗いの形からブラシノキの呼び名があり、濃赤の花色が印象的なマキバブラシノキ=23日、うるま市平良川
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 【うるま】濃赤色の花が青空にひときわ映える、満開のマキバブラシノキ。うるま市の平良川交差点から安慶名向けの街路樹として散見され、ドライバーや散策する人の目をひきつけている。
 原産はオーストラリア。常緑性で明治期に日本に渡来した。ピンク、白など数多くの種類、品種があり鉢物鑑賞、切り花としても活用されているという。
 枝の先に花を咲かせ、複数の花が密集する花序全体が瓶洗いの円筒ブラシのようになり、花序から枝が伸びる珍しい特徴を持つ。開花期は3月から6月。
 日本では金宝樹(きんぽうじゅ)とも呼ばれ、樹高は数メートルになる。近年、街路樹、公園樹として見かけるようになっている。
  (岸本健通信員)