【うるま】濃赤色の花が青空にひときわ映える、満開のマキバブラシノキ。うるま市の平良川交差点から安慶名向けの街路樹として散見され、ドライバーや散策する人の目をひきつけている。
原産はオーストラリア。常緑性で明治期に日本に渡来した。ピンク、白など数多くの種類、品種があり鉢物鑑賞、切り花としても活用されているという。
枝の先に花を咲かせ、複数の花が密集する花序全体が瓶洗いの円筒ブラシのようになり、花序から枝が伸びる珍しい特徴を持つ。開花期は3月から6月。
日本では金宝樹(きんぽうじゅ)とも呼ばれ、樹高は数メートルになる。近年、街路樹、公園樹として見かけるようになっている。
(岸本健通信員)
有料
ブラシノキ 空に映え うるまで開花
この記事を書いた人
琉球新報朝刊