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「腎」強くして健康に 宜野座で東洋医学講座


「腎」強くして健康に 宜野座で東洋医学講座 健康づくり講座で講師を務めた井上奈美さん=2月29日、タピックタラソセンター宜野座
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宜野座】タピックタラソセンター宜野座で2月29日、薬剤師の井上奈美さんを講師に迎えた健康づくり講座が開かれた。井上さんは東洋医学における基本となる「陰陽五行」や「気血水」を踏まえながら、冬の養生をテーマに、アンチエイジングや更年期障害、妊活などについて講話した。受講者は90分間の講義を熱心に聞き入った=写真。
 井上さんによると、東洋医学的な「腎」の捉え方は、腎臓だけにとどまらず、内分泌系、泌尿器、生殖器系を指し、それらの機能は、年齢を重ねると生じる足腰の不調、骨粗しょう症、夜間頻尿といった不調と密接に関連するという。「腎」を強めることが、妊活、アンチエイジングの効果を生み、更年期障害など、さまざまな不調の予防につなげることができると説明した。「腎」を強める食材や養生法も説明した。
 井上さんは「ちょっとした不調は、身体が教えてくれる大切なサイン。日頃からのセルフケアが大切だ。入浴し下半身を温めるのも腎に良い」と助言した。 (池辺賢児通信員)