【浦添】浦添市の森の子児童センターに通う児童らが3月15日、同センターのマスコットキャラクター「どんちゃん」を用いたキャップアートを制作した。使ったキャップは全部で2560個。デザインは、児童が書いた14枚の下絵を元に、「女神画家」の長谷川正志さん(39)が1枚の作品に仕上げた。明るく元気なアート作品が来場者を楽しませている。
長谷川さんは児童に「自由に、大きく書いてね」と助言し、プラスチックごみが環境に及ぼす影響などを語った。児童からは「困っている人を助けようとしている絵」や「宇宙の絵」など、思い思いの作品が集まった。個性あふれる作品を前に、長谷川さんは「良い所に気付けば、どんどんそこが伸びていく。一人一人の良い所を伝えたいと思った」と、下絵のアイデアを出した児童全員に表彰状を送った。
当初は、1枚の絵を元に仕上げる予定だったが、14枚全ての作品を合わせた一つの作品にした。それぞれが作品に込めた思いや、個性が生きるように、完成したものにタイトルは付けなかったという。
虹やハートの絵がデザインの一部に採用された、安慶田ことりさん(8)=神森小2年=は「明るい感じのものにしたかった。一番うまい子だけでなく、みんなの絵が入っていることがうれしかった」と話した。
(藤村謙吾)
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プラキャップ2560個でアート 浦添・森の子センター 児童の下絵を元に
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琉球新報朝刊
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