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創作で仲間と笑顔増えた 名護 宇茂佐さん、議場前で絵画展


創作で仲間と笑顔増えた 名護 宇茂佐さん、議場前で絵画展 出展した宇茂佐浩次さん=3月26日、名護市議会アートギャラリー
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 【名護】名護市議会アートギャラリー2024第63回展・宇茂佐浩次(ひろじ)絵画展「にじ」(主催・名護市民会館、名護市議会事務局)が5月末日まで、市議会の議場前で開かれている。1年前に色鉛筆を使い創作活動を始めた宇茂佐さん(53)は、その日以来、集団での活動と笑顔が増えたといい、活動場所である市宇茂佐の多機能型事業所「いしなぐ」の職員を驚かせている。
 3月26日、いしなぐの島袋紀男理事長ら職員とギャラリーを訪れた宇茂佐さんは、毛筆と色鉛筆を合わせた作品「龍」を前に「楽しんで描いた」と話した。
 宇茂佐さんは両下肢機能障がいがあり、車いす生活。宮城大介さん(30)ら職員は「スマホを持って一人でいることが多かったが、絵を描くようになってから、合同活動に参加することが増え、明るくなった」と驚く。
 2023年4月1日の初作品「ビッグバードと動物」も展示する。月曜~金曜午前8時半~午後5時15分、問い合わせは名護市民会館、電話0980(53)5427。
 (増田健太)