有料

那覇港の魅力創出を 琉大生参加し討論


那覇港の魅力創出を 琉大生参加し討論 那覇港の魅力や課題を話し合う学生ら=那覇市の若狭公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇】那覇港を魅力ある水辺空間に整備しようと、2009年に策定された「みなとまちづくりマスタープラン」の24年度の改訂に向けて、那覇港管理組合はこのほど、那覇市の若狭公民館で大学生を交えたワークショップを開催した。琉大の学生11人が参加し、那覇港周辺の課題や必要な取り組みなどを話し合った。
 学生は徒歩チームと自転車チームに分かれ、若狭海浜公園や那覇クルーズターミナル、那覇新港ふ頭などを散策し、町歩きの中で感じた魅力や課題、解決策などを共有した。
 徒歩チームは、海沿いの遊歩道をライトアップし、夏は人が座ってくつろげる場所を設けることなどを提案した。自転車チームは、那覇港に寄港するクルーズ船の乗客が県内をスムーズに回遊できるまちづくりを発表した。那覇クルーズターミナル付近に、北部や中部に向かうフェリー乗り場や浦添市などに向かうバスターミナルなどを整備するアイデアを出した。
 那覇港管理組合の平良義尚さんは「ワークショップをきっかけに那覇港を身近に感じてほしい。みんなでまちづくりを盛り上げていく良い機会になった」と語った。琉大4年の菅沼匠人さん(23)は「那覇市の海岸周りは緑や面白そうな場所がたくさんあった。今後歩いて楽しみたい」と話した。 (上江洲仁美)