沖縄市の一番街にあった「沖縄市音楽資料館おんがく村」が6日、ゲート通りの市戦後文化資料展示館ヒストリートの2階に移転、オープンする。市の委託を受けた施設で、新たな名称は「おんがく村」(砂川由美子管理者)となる。
戦後、基地の街としてジャズ、ロック、フォークが勃興し、琉球民謡を牽引(けんいん)する有名歌手を多数輩出するなど、音楽の街として内外に知れ渡ったコザ市。その時代を経て、沖縄市は今月1日に合併50周年を迎えた。日常の風景の中に音楽が溶け込む街をアピールする施設として、おんがく村は2014年にオープンし、今年は10周年の節目となる。
新しいおんがく村は沖縄関係に特化したCDや書籍、資料、レコードやテープの音源を収録したiPadなど数千点を所蔵、展示している。砂川管理者は「音楽の歴史などについてもスタッフが説明します」と述べ、来場を呼びかけている。
入場無料。月曜、祝祭日は休館。ヒストリートとは別に、おんがく村の開館時間は正午から午後6時。問い合わせは、電話080(6886)9295。
(岸本健通信員)