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子どもたち真剣に避難 山内自治会が防災訓練


子どもたち真剣に避難 山内自治会が防災訓練 防災訓練で避難する子どもたち=3月23日、沖縄市山内
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 【沖縄】沖縄市山内自主防災防犯組織・同自治会の防災訓練がこのほど、山内公民館前広場で実施された。学習施設で火事が発生し、24人の生徒たちを誘導して公民館に避難するまでを想定。子どもたちは避難経路などを確認しながら真剣な表情で誘導に従った=写真。
 広場では消防職員の指導で水の入った消火器での訓練を体験。担架など道具の説明や子ども消防服の試着などもあった。炊き出しでは約70人分のジューシーが振る舞われた。住民や地域包括支援センター、市社協名桜大学の学生らも参加した。
 山内小4年の當眞充嗣さんは「消火器の扱い方が分かって良かった」名桜大1年の川田誉人さんは「日頃から地域で自主防災のために活動していることに感心した」と話した。廣山實自治会長は「多くの子どもたちが参加する避難訓練は初めてだったが今後も防災に対して意識が高まるよう定期的に行いたい」と語った。 (山川宗司通信員)