【浦添】「葛飾北斎の琉球八景展」が25日、浦添市美術館で始まった=写真。琉球八景は、浮世絵師の北斎が、18世紀半ばに中国の冊封使によって著された「琉球国志略」中の挿絵を基に、制作したとされる。展示会では、琉球八景8面の錦絵(多色刷りの木版画)と、それらの製作過程がうかがえる校合摺(きょうごうず)り(多色刷りの前に行う試し刷り)、琉球八景と近い時期に製作された「諸国名橋奇覧(しょこくめいきょうきらん)」の校合摺り3面を展示する。5月12日まで。
同美術館は、5月2日午後2時から「北斎が描いた舜天 浦添グスクをめぐるフィールドワーク」を実施する。2~4日の各日午前11時と、3、4の両日の午後2時半からは、藤木志ぃさーによる琉球落語「葛飾北斎琉球八景・外伝」もある。入場料など問い合わせは同美術館、電話098(879)3219。
(藤村謙吾)
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葛飾北斎・琉球八景展 浦添市美術館・来月12日まで
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琉球新報朝刊
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