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植物由来の新素材シャツ、デザインから販売戦略まで実践 中学生にバイオワークス(京都)が伝授 沖縄


植物由来の新素材シャツ、デザインから販売戦略まで実践 中学生にバイオワークス(京都)が伝授 沖縄 商品の特徴や販売日程の説明を受ける中学生ら=21日、南城市の喜良原体育館
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 植物由来の合成繊維「PlaX(プラックス)」の開発を手がけるバイオワークス(京都府、坂本孝治社長)は、南城市、南風原町、豊見城市を拠点に活動するバスケットボールクラブ「ザ・サウス」と共同で、次世代リーダーを育成する販売学習プロジェクト「ネクストビジョンリーダーズ」を実施する。

 クラブに所属する中学生を対象に、プラックスを使用したTシャツのデザイン、マーケティング、販売戦略立案、収益管理まで一連のビジネスプロセスを学ぶ。

 生徒らが自ら考案したデザインのTシャツを製造し、完成したTシャツは8月3、4日の2日間、豊見城市の商業施設イーアス沖縄豊崎で実際に店頭販売する。100枚の販売目標を達成するため価格設定や宣伝方法を考え、実践する。環境に配慮した素材を使用することで、ビジネスだけでなく環境問題への理解を深める狙い。

 21日に南城市の喜良原体育館で行われた初回の講義には中学生10人が参加し、バイオワークスプロダクト事業部の堤智彦さんからプラックスの特徴や課題について学んだ。

 琉大付属中2年の生徒(13)は「デザインに興味があり、オリジナルのTシャツを作るのが楽しみだ。仲間と力を合わせ取り組みたい」と意気込んだ。 

(普天間伊織)