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北農高後援会が奨学金給付 在校生・卒業生対象、本年度20人


北農高後援会が奨学金給付 在校生・卒業生対象、本年度20人 2024年度に奨学金の給付を受ける北部農林高校の在校生や卒業生、同校後援会の関係者ら=4月13日、名護市の北農会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】北部農林高校後援会(宮城博理事長)は4月13日、同校在校生と卒業生を対象にした奨学金の給付式を北農会館で開いた。2024年度は前年度から継続の奨学生と合わせ、20人に給付する。24年度の給付を含め、これまでの給付人数は577人、給付総額は1億1952万円となる。
 給付は同校定時制課程の在校生と、県内外の特定の大学や、公立の農業大学に通う卒業生を対象としている。償還義務がなく、1カ月当たりの支給額は学校によって異なるが、1人当たり1万~3万円。本年度は13人が新たに対象となり、宮城理事長から奨学生証書を受け取った。宮城理事長は「(北部農林高校の)同窓としての自信と誇りを持って努力し、夢の実現に向けて頑張ってほしい」と激励した。
 奨学生を代表して、看護師と保健師を目指し、名桜大看護学科に通う島袋美那実さん(20)は「ご厚意によって、夢に向かって一歩進むことができる。奨学金を通じてさらに学問に励み、専門知識を高めるとともに人間としても成長していきたい」と話した。  (池田哲平)