有料

ライオンズが災害支援 宜野湾社協とボランティア協定


ライオンズが災害支援 宜野湾社協とボランティア協定 災害ボランティア活動に関する協定書を締結した(左から)大濵孫周会長、富川盛光会長=4月17日、宜野湾市社協
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宜野湾】宜野湾市社会福祉協議会(富川盛光会長)と宜野湾はごろもライオンズクラブ(大濵孫周会長)による災害ボランティア協定の締結式が4月17日、市社会福祉センターで行われた。市町村社協が地域のライオンズクラブと同様の協定を結ぶのは県内初。
 はごろもクラブは、市内で自然災害が起きた際の災害ボランティアセンター設置や、その後の活動への物的・人的支援で協力し、普段から市社協との連携を密にしていく。市社協は今後、市と災害ボランティアセンターに関する協定を結ぶ予定だという。
 結成60周年の節目を迎えるはごろもクラブの会員は23人。大濵会長は「平素から災害時にどう行動すべきかを一緒に議論させてもらい、災害発生時には市民に寄り添った活動をしたい」と意欲を語った。
 3日、台湾で起きた地震で本島地方に津波警報が発令された際、市内の県道81号(宜野湾北中城線)の全車線を高台向けの一方通行に切り替えたにもかかわらず大渋滞したことなどを振り返り、富川会長は「日頃避難訓練をしていても大きな課題を残した。行政と協力しながら、この協定締結で災害に打ち勝てるよう取り組んでいきたい」と話した。
 市社協は同様の協定を宜野湾青年会事務所と結んでおり、はごろもクラブは2例目。 (石井恭子)