長濱徳松さん９５歳祝う　本部、オキハム創業者

　【本部】沖縄ハム総合食品（オキハム）創業者の長濱徳松さんを囲む会がこのほど、本部町のもとぶ文化交流センターで開かれた。ことし９５歳を迎える長濱さんを祝福する形で、社内外の関係者多数が訪れた。
　長濱さんはオキハムを創業し、本部町長や町議会議員も務めた。現社長の祖父。オキハムによると、相談役の現在も本部町の自宅から読谷村の会社まで通う。
　長濱さんは多くの人が訪れたことに喜び「長い間、難儀して良かった」と述べた。ＯＢの玉城英哉さんは、自身を含む７人がハム・ベーコン作りを学びに福岡に渡った創業当時に触れ「徳松氏はいつもチューバーで、われわれを引っ張っていただき、やがて会社は５０周年。沖縄一の食品工場になった。業績も、社会貢献もうれしく感じる」と長濱さんと会社の発展を願った。
　会ではオキハム製品を前に「さあ楽しいゆんたくを始めよう」「たんぱく質を取ろう」と乾杯のあいさつが続き、伝統芸能が披露された。　（増田健太）