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クイナの事故防止を 大宜味でキャンペーン


クイナの事故防止を 大宜味でキャンペーン ヤンバルクイナの交通事故防止を呼びかける環境省や名護署の職員ら=3日、大宜味村津波
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味】ヤンバルクイナの交通事故を防ごうと3~4日、ヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーンが大宜味村の道の駅おおぎみやんばるの森ビジターセンターで開かれた。3日、名護署との連携で環境省のキャラクター「クイちゃん」が一日警察署長に任命されたほか、パトカー出発式なども行われた。
 ヤンバルクイナは4~7月に繁殖期を迎え、活動が盛んになり道路への飛び出しも多くなる。車が増加するゴールデンウィークに合わせ、交通事故防止を啓発した。チラシを配布しパネル展を開催した。
 環境省沖縄奄美自然環境事務所の北橋義明所長は「動物や自然との出合いを楽しみ、ゆっくり車を走らせてほしい」とあいさつした。特に朝と夕方の運転を注意するよう促した。名護署の沖田暢彦(のぶひこ)署長は「交通事故を阻止していきたい」と話した。
 環境省によると、4月29日時点で11件のヤンバルクイナの交通事故が発生し、そのうち10件は死亡事故だった。 (玉寄光太)