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5周年 利用者に感謝 名護・デイサービス幸屋


5周年 利用者に感謝 名護・デイサービス幸屋 (後列左から)繁田稔さん、仲本満博代表と(前列左から)金城ミサエさん、大嶺チエ子さん、運天富三さん=4月29日、名護市のかりゆしぬ村コミュニティーホール
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 【名護】名護市大東区の「デイサービス幸屋」は4月29日、大東区のかりゆしぬ村コミュニティーホールで5周年記念感謝祭を開催した。
 幸屋利用者の唄三線、職員は嘉例(かりー)をつける「かぎやで風」を披露した。開所時から利用する大嶺チエ子さん(宮里区)、運天富三さん(為又区)、島福善永さん(稲嶺区)には感謝状、継続勤務の金城ミサエさん(看護師)、繁田稔さん(作業療法士)には表彰状が贈られた。
 元教員の大嶺さんは「家から幸屋までの道すがら、かつての教え子が交通指導をしているのを目にしてうれしくなる。家ばかりにいては感じ得ない。幸屋は元気の源だ」とますますの発展に期待を込めた。
 ラジオ沖縄の番組「ファミリートーク」で知られる金子耕弐さんの「子育てと介護と家族」と題した特別講演では、絶望の底から他者のために生きることを決意し、復活した人たちの壮絶な体験談を紹介。「幸せに生きる鍵は他者のために生きること。自分の行いで他者が喜んでくれることが、どれだけ幸せであることかを導き出す教育が大切。時間と感動を共有し、幸せに生きる鍵を子や孫に教えてあげてほしい」と話し、訪れた来場者は熱心に聴き入った。
 屋嘉比薬局の健康相談もあり、幸屋特製沖縄そばやスイーツなどが来場者に振る舞われた。 (池辺賢児通信員)