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空手やエイサーに歓声 ワシントンDC 桜祭りで披露


空手やエイサーに歓声 ワシントンDC 桜祭りで披露 桜祭りで沖縄文化パフォーマンスを見せたメンバーたち
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 アメリカの首都ワシントンDCで4月に62回目の全米桜祭りが開かれ、日米協会主催の米国最大のジャパニーズ・ストリートフェスティバルが催された。会場のペンシルベニア通りは歩行者天国となり、日本文化や芸術体験、着物やアニメグッズやお菓子などの物品販売のほか、酒の試飲コーナーやお好み焼き、たこ焼きなどの出店があり、150万人の人出でにぎわった。
 会場には四つのステージがあり、武道のステージでは上地流師範と門下生が空手演武を見せ、伝統芸能文化などを紹介するステージでは沖縄文化パフォーマンスグループの演芸が披露された。子供たちによる沖縄童歌の踊りとエイサーでは3歳の2人がデビューを飾り、客席から「かわいい」と声が上がった。玉城流、翔節会の琉球舞踊「四つ竹」の華麗な舞が観客の目を引きつけた。クライマックスでは、ワシントンDC沖縄会のエイサーグループによる勇壮なエイサーが披露され、太鼓の力強い音色を響かせた。観客も一緒にカチャーシーを踊った。
 メリーランド州を拠点に活躍するチン・ハマヤ琉球太鼓グループと、ウィスコンシンエイサーグループのステージでは30人以上の演舞者が熱演した。
 今年は新たに、20代から70代で構成する沖縄ポップミュージックのバンド「シンカヌチャ」が登場し「島人ぬ宝」や「三線の花」など4曲を演奏。Jポップステージでは「DA PUMP」のISSAさんの熱唱もあり観客も総立ちで熱狂していた。
(鈴木多美子バージニア通信員)