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 ■那覇市文化協会、能登の伝統工芸復興へ40万円


 ■那覇市文化協会、能登の伝統工芸復興へ40万円 渡慶次弘幸さん(中央)に義援金を手渡す崎山律子会長(右)=5日、那覇市壺屋
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 那覇市文化協会の崎山律子会長=写真右=は5日、能登半島地震で被害を受けた現地の伝統工芸復興に向けて支援活動を続けている有志に40万円を寄付した。同日、市壺屋の「Luft shop」で実施されたチャリティーイベント「南からの風 能登へvol・1」を訪れ、主催者の一人で、石川県で輪島塗の修行経験のある渡慶次弘幸さん=同中央=に義援金を手渡した。
 同協会は舞台や展示部門で催しを行う際に義援金を募っていたという。崎山さんは「被災地支援ではインフラが優先され、伝統文化関連には届きにくいので、輪島塗に関わる皆さまに届けてほしい」と語った。
 渡慶次さんは、実家や工場が全焼したきょうだい弟子もいることなどを説明し、「遠い沖縄の地から少しでも役に立てるように届けたい」と感謝した。