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仲井真小6年生、祈念堂奉納 平和へ思い込め合唱


仲井真小6年生、祈念堂奉納 平和へ思い込め合唱 沖縄平和祈念堂で追悼の「沖縄から平和のうたを」を合唱する那覇市立仲井真小学校の6年生=2日、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂
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 【糸満】那覇市立仲井真小学校(與那嶺美奈子校長)の6年生106人は2日、平和学習の一環で糸満市摩文仁の平和祈念公園の沖縄平和祈念堂を訪れ、平和を願う気持ちを込めて平和祈念像の前で合唱した。
 歌ったのは、小学校で音楽を担当する下地なを美教諭が作詞作曲した「沖縄から平和のうたを」というオリジナル曲。久貝真紀教諭の電子ピアノの伴奏に合わせて、1組から3組のパートに分かれておそろいのTシャツを着た児童が心を込めて歌い上げた。
 指揮をした工藤かや教諭は「子どもたちの平和を願う気持ちにぴったりくる歌で、毎年全校児童で大切に歌っている」と選曲の理由を語った。
 6年1組の中村頼さん(11)は「県平和祈念資料館を見学した後だったからこそ、自分たちの気持ちをうまく歌に乗せられたと思う」と満足気に語った。同じ1組の比嘉千颯さん(11)は「資料館で戦争の悲惨さを学んだ後だったので、学校で練習した時以上に亡くなった人へ皆の気持ちが伝わったと思う」と追悼の気持ちを語った。
 (喜屋武幸弘通信員)