【恩納】こどもの日の5日、恩納村南恩納区の屋嘉田潟原(かたばる)で「ヒアガラサー」が行われた=写真。半農半漁をなりわいとする地域住民が行ってきた伝統漁法で、潮の満ち引きを利用する。楽しみながら参加して、伝統文化を継承することが目的。
海に入って魚を捕まえたという名嘉真遥斗さん(恩納小5年)は「捕まえるのが難しかったけど楽しかった」と振り返った。大人と一緒に魚をさばいていた玉城晴暉さん(うんな中1年)は「内臓も取って、えらも取ったよ」と得意げに話した。
南恩納公民館の仲嶺真樹区長は「ヒアガラサーは、この地域で大切にされてきた支え合う力を継承するために、昭和24年(1949年)から区の定期事業として取り組んできた。今後、村内他区の子ども会との交流事業とし、自然環境を大切にする人材の育成を目指したい」と語った。
今年は豊漁で、取った魚はすぐ海岸でさばいて、午後からの懇親会で地域の住民たちに振る舞われた。 (小山猛三郎通信員)
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伝統継承ヒアガラサー 恩納・南恩納区、今年は豊漁
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琉球新報朝刊
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