【北中城】北中城村議会(比嘉義彦議長)は10日、同村役場で比嘉孝則村長に政策提言書を手渡した=写真。村の議会基本条例に基づき昨年11月に初めて開かれた住民向けの議会報告会・意見交換会で上がった声から、2019年に新たに誕生した字ライカムの自治会発足に向けた村の主導的役割を提言している。
字ライカムは他市町村からの住民が多く住み、自発的な自治会発足が進まない現状があるという。村内では似たような事例として、土地開発で新たに生まれた美崎自治会の発足にも時間を要した過去があることから、比嘉議長は「字ライカムは美崎より困難が予想される。村長の掲げる協働の街づくりは、自治会なくして成立しない」と村の主導を求めた。
比嘉村長は「行政としても大変大きな課題であり、しっかり取り組みたい。関係機関を含めて情報を共有し一丸となり取り組む」と述べた。
意見交換会での住民からの要望を協議した村議会活性化調査特別委員会の上間堅治委員長は「議会も村と協力し、村の行事など何かのきっかけから自治会発足へてこ入れできたらいい」と今後に期待した。
(石井恭子)