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読谷・健康増進センター 指定管理者決まる


読谷・健康増進センター 指定管理者決まる 新たな指定管理者が決まった読谷村健康増進センター=読谷村座喜味
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 【読谷】読谷村議会(伊波篤議長)は5月27日に臨時会を開き、村座喜味にある健康増進センターの指定管理者にリンクワークス・沖縄ダイケン共同事業体を選定する議案を、賛成多数(賛成15、反対1、退席2)で可決した。昨年12月に指定管理者選定に関する議案が賛成少数で否決され、4月から村がセンターを直営していた。

 指定管理期間は2024年7月1日から29年3月31日まで。5年間の指定管理料は2400万円で、28年度の年間延べ利用者数の目標を12万人としている。4月19日から公募を開始し、4社が応募した。審査委員会などを経て、指定管理者に選定する議案を上程した。

 同共同事業体を巡っては、昨年12月議会の指定管理者選定に関する議案提出時に、「県内に主たる事務所又は事業所を有していること」という応募資格要件を満たしているかや、事業計画にある利用者数12万人が施設容量との兼ね合いで安全確保できるのかなど指摘があり、議案が否決された。

 村は健康増進センターの設置目的を履行でき、県内の同様の取り組みで成果を上げている民間事業所を選定するため「県内において本店、支店を問わず、事業所、営業所等を有する」と応募資格要件を変更した。

 目標の利用者数は屋外区域の利用者数も含み、利用者が比較的少ない時間帯の利用者増加を想定した数で、必要に応じて職員を増員するなどして安全確保する。3カ月に1回、村民の要望を聞く村民調整連絡会の開催も予定している。

 (金盛文香)