【糸満】旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に当たる9日の糸満ハーレーを前に、糸満中学校(平良真也校長)は4日、1年生198人の糸満ハーレー聖地巡礼ウオークラリーを開催した。郷土の歴史や文化に触れて、知識を深めることなどが目的。生徒らは、毎年鉦(かね)打ちが行われる山巓毛(さんてぃんもう)や白銀堂、糸満漁港、糸満市場いとま~るを巡った。
聖地巡礼ウオークラリーは今年で3回目。山巓毛では生徒らが、糸満ハーレーに関する出題が書かれたワークシートを手に、ヒントとなる碑文などを探し回答欄を埋めた。「山巓毛は御願バーレーの何を告げる旗が振り下ろされる場所か」の出題に、生徒らは「スタート」などと書き込んでいた。
金城芳人来さん(12)は「碑などが数多くあり、糸満の歴史を感じた」と話した。生徒たちは学んだ内容を後日、「はがき新聞」にまとめる予定だ。
(岩切美穂)