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「平和築く努力続けて」 名護羽地で平和祈願祭


「平和築く努力続けて」 名護羽地で平和祈願祭 平和祈願祭で焼香をする参列者ら=21日、名護市の羽地慰霊之塔
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 【名護】名護市羽地地区の平和祈願祭が21日、羽地の慰霊之塔で開かれた=写真。渡具知武豊市長や地区内の区長、小中学校の児童生徒代表ら約40人が参列し、戦没者を悼み、恒久平和を誓った。
 渡具知市長は式辞で「惨劇は二度と繰り返さない。平和な世の中を永遠に築いていくことが使命である」と述べた。遺族代表の崎濱秀徳さん(93)は「二度と悲惨な戦争をしてはいけない。平和を築く努力を続けていくことが大切」と訴えた。
 羽地中2年の多嘉山芽育さん(13)は「いってきます」と題した詩を朗読し「『いってきます』が悲しい言葉になったり、『ただいま』が聞けなくなったりする世界は嫌だ。戦争は二度と起こしてはいけない。繰り返してはいけない」と平和の誓いを述べた。 (玉城武利通信員)