【沖縄】沖縄市立郷土博物館主催の市民講座「ホタルと夜の生き物観察会」が16日、倉敷ダム周辺で開かれ児童12人を含め30人余が参加した。
講師は刀禰(とね)浩一学芸員。この時期に観察できるホタルはオキナワスジボタルやオキナワマドボタルなど。刀禰学芸員は、久米島の水生のクメジマボタルと違い「湿り気の多い雑木地などで産卵する陸生で、主食はカタツムリ」と生態を説明した。
農道沿いを歩きながら、雑木林で光を放つホタルに「見えた、見えた」と子どもたちから興奮の声が上がった。懐中電灯などを頼りに、トゲグモ、カミキリムシ、カマキリ、ヤモリ、セミなどの多種の昆虫も観察した。
母親と一緒に参加した泡瀬小4年の新里虎太朗さん(9)と1年の咲穂さん(6)のきょうだいは「ホタルの光を見るのは初めて。不思議な光景だった。とても勉強になった」と話した。
(岸本健通信員)
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ホタルの光 不思議 沖縄市で夜の生き物観察会
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琉球新報朝刊