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生徒が詩「ずっと平和がいい」 竹富


生徒が詩「ずっと平和がいい」 竹富 平和の詩を朗読する藤井茉那佳さん(左)=23日、竹富島の町出身戦没者慰霊之塔前
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 【竹富】竹富町は慰霊の日の23日、竹富島の町出身戦没者慰霊之塔前で、町戦没者追悼式を開いた。竹富中学校3年の藤井茉那佳さん(14)が代表して「平和の詩」を朗読し、「戦争を繰り返してはいけない。ずっと平和がいいな」と平和への思いを発信した。
 平和の詩は竹富小学校の5、6年生が毎年つくっている。
 県遺族連合会八重山支部支部長、大山幸子(ゆきこ)さん(84)が追悼の言葉で「あのつらく悲惨な経験を風化させることなく、次世代へ伝えることが遺族の責務である」として、沖縄戦を継承することを誓った。
 前泊正人町長は式辞で「戦争の悲惨さと愚かさを真に理解し、私たちの使命として次の世代へ伝えていかなければならない」と述べた。
 竹富中の生徒ら参列者は全員で「月桃」を歌い戦没者に思いをはせた。 (照屋大哲)