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紙芝居通し平和考える 沖縄市、「つるちゃん」上演


紙芝居通し平和考える 沖縄市、「つるちゃん」上演 ブラックシアター「つるちゃん」を鑑賞する児童ら=6月20日、沖縄市安慶田のくすぬち平和文化館
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 【沖縄】沖縄市安慶田のくすぬち平和文化館(真栄城玄徳館長)で6月20日から3日間、沖縄戦のパネル資料展と紙芝居の上演会があった。この取り組みは館長の妻、故栄子さんが1975年に安慶田公民館で始め、くすぬち平和文化館が開館した1998年から毎年同館で開催している。
 初日の20日はブラックシアター「つるちゃん」を上演し=写真、うるま市栄野比「あかるい子保育園」の園児らが訪れた。
 真栄城館長は「つるちゃんの家族は皆、戦争で死んでしまった。戦争がなぜだめなのか、家族と話してみてね」と園児に呼びかけた。園児の謝花さえちゃん(5)は「戦争するのが怖かった。戦争より平和がいい」と感想を話した。 (喜納高宏通信員)