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田嘉里川漬かり釣り体験 大宜味 辺土名高生が「昔の遊び」


田嘉里川漬かり釣り体験 大宜味 辺土名高生が「昔の遊び」 田嘉里川で竹ざお釣りを体験する生徒らと講師の金城幸夫さん(左端)=6月26日、大宜味村田嘉里
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 【大宜味】辺土名高校自然環境科2年生は6月26日、やんばるリンクスの金城幸夫さんを講師に、大宜味村の田嘉里川でCS特設授業「河川における体験学習~やんばるに伝わる川遊び」を行った。
 「CS」は、文部科学省が「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」を目指して推進する、コミュニティー・スクール(学校運営協議会制度)のこと。県内の小中学校で導入されているが高校では事例が少ない。同校は自然体験学習で地域との連携が欠かせないため、CSを導入している。
 生徒らは「田嘉里集落のくらしと自然」の講義の後、「チンブクダケ」のさおに釣り糸を付けて、川に漬かりながら釣りをする「昔の遊び」を実体験した。
 CSコーディネーターを務めた東竜一郎さんは「地域の歴史と文化、自然を学ぶためには学校と地域をつなぎ、地域人材を活用することが大切だ」と意義を話した。 (安里郁江通信員)