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伊江小児童 保育の仕事学ぶ 5、6年生対象 保育士2人やりがい語る


伊江小児童 保育の仕事学ぶ 5、6年生対象 保育士2人やりがい語る 講師の(左奥から)大城郁美さん、照屋望さんから保育士の仕事について学ぶ児童たち=6月13日、伊江小学校
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 【伊江】名護市社会福祉協議会名護市福祉人材バンクは6月13日、伊江小学校5、6年生を対象に「福祉のお仕事入門教室」を実施した。将来の福祉社会を担う小・中・高校生のキャリア教育支援を目的に、福祉の仕事の魅力や、福祉の職場や職種、資格取得の方法を解説した。伊江村立東保育所保育士の大城郁美さんと照屋望さんが講師を務め、保育士の仕事を分かりやすく紹介した。
 大城さんは「保育士は子どもと一緒に遊んでくれる人。子どもの気持ちを理解するための目配りをしながら自分たちも楽しむ」と説明した。子どもの健康観察も大事で、たくさんの体験ができるような遊びも考えているという。歩く練習として散歩も大切で「フロアリズムやお誕生会など、さまざまな行事も考える」と話した。
 照屋さんは、毎日楽しく過ごすための手遊びや年齢に合わせた絵本などを紹介した。
 児童からは「保育士をしていて大変だなと思うことは?」と質問があり「子どもの命を守ることが一番大事なこと。食事をのどに詰まらせないように目配りをして、寝ている時には5分おきに見回りをする」と答えた。5年生の東江きらりさんは「私も保育士になりたい。保育士は大変なことが多いと思うけど、やっぱりかっこいいなと思った」と感謝の言葉を述べた。
 (知念光江通信員)