有料

沖縄戦版画展で朗読会 浦添市美術館 「沖縄可否の会」の16人


沖縄戦版画展で朗読会 浦添市美術館 「沖縄可否の会」の16人 作品の前で朗読する沖縄可否の会のメンバー=6月22日、浦添市美術館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【浦添】1979年に出版された沖縄戦版画集「戦がやってきた」(儀間比呂志・版画、中山良彦・文)の版画展を開催した浦添市美術館で6月22日、沖縄可否の会(宮城さつき代表)の舞台朗読会が開かれた。
 同会の16人が原画の前で中山良彦氏の文を朗読する午前の部では「戦がやってきた」を美里博子さん、「戦場の乙女たち」を真栄里勝枝さん、「慟哭(どうこく)」を玉城乃野さん、「指導者たち」を石井順子さん、「ああ、戦陣訓」を比嘉美好さん、「ウジ虫」を比嘉鈴代さん、「死んだ母の乳をのむ」を末吉甘奈さん、「一家全滅の屋敷あと」を内海夢子さんが担当した。
 最後に宮城代表が「墓標の島」を読み上げた。
 宮城代表は「沖縄戦の実相に迫る作品。うちなーんちゅとして目を背けず向き合い、沖縄戦を知らない方に共感し体験してもらうように一言一句間違えず、丁寧に伝えた」と思いを述べた。 (喜納高宏通信員)