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親子でさまざまメニュー 宮古で月1イベント 子の成長 みんなで見守る


親子でさまざまメニュー 宮古で月1イベント 子の成長 みんなで見守る エイサーの講師を務めた石山翔さん(左端)の動きをまねて、エイサーを楽しむ子どもや母親ら=6月30日、宮古島市平良西里
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】宮古島市平良西里で月に1度、ヨガやヘッドマッサージ、エイサー体験、ドーナツ釣りなど、親子でさまざまなメニューを楽しむことができるイベント「からだも心も整いフェス」が開催されている。4月に設立された事業所「SUN SEED(サンシード)」が運営しており、小さな子どもがいる親子を孤立させることなく、子の成長をみんなで見守りながら、親の時間も大切にする空間をつくることが目的だ。
 サンシード代表の下地克美さん(53)は、事業所を設立した理由を「地域の人が気軽に交流しながら、子どもたちの成長をともに見守ることができる場所をつくりたかった」と語る。イベントのほか、習い事やワークショップの場所も提供している。
 6月30日のイベントでは、ヘッドマッサージやヨガ、琴と歌、レジンアート、焙煎(ばいせん)コーヒー体験などの他、スライム作り、ボウリング、英語体験、エイサー体験など子どもたち向けメニューがあった。会場には遊具が設置され、庭先には水浴びができるスペースもあった。利用者同士、世間話などに花を咲かせる様子も見られた。
 下地代表は「親子だけではなく、祖父母なども含め親子3世代が楽しめる場所を目指したい」と展望する。子どもが遊ぶ傍らで親が作業し、賃金を得る仕組みづくりなども展望しているという。
 2年前に市内に移住してきたサンシードの広報担当で、ヨガ講師の上地真衣さん(35)は「私自身も“孤育て”を経験した。同じ境遇の仲間と助け合えたらとの思いから、活動に参加している。助け合いの輪が広がることを願う」と話し、活動をアピールした。
 イベントは毎月の最終日曜日に開催。サンシードの問い合わせは下地代表、電話090(6862)1549。 (友寄開)