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詩や劇、本部しまくとぅばで 上本部学園 1年生40人、地域に発表


詩や劇、本部しまくとぅばで 上本部学園 1年生40人、地域に発表 学んできたしまくとぅばを発表する生徒たち =5日、本部町立上本部学園多目的教室
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【本部】本部町立上本部学園(玉城史江校長)の中学部1年生は5日、発表会「いるきーせる、武本部(ぶーむとぅぶー)ぬ島くとぅば(楽しい本部のしまくとぅば)」を開いた。これまで学んだしまくとぅばを地域の人たちや保護者に披露した。
 1年生40人は総合学習の一環としてしまくとぅばを学んできた。指導は同校教諭のほか、町内外からも島袋初美さん、松川秀清さん、仲程利光さん、座間味栄一さん、山川マサエさん、崎原正志さんらが担当した。
 1組20人は詩「夕日が背中を押してくる」を訳して朗読した。2組20人はウクライナの民話「てぶくろ」を翻訳した演劇「いちゃりばちょーでーてぃーぶく」を演じた。また、うぁーら(上本部)に残るじゃんけんのように手を動かす「サミ」を、町備瀬区の兼次静夫区長、具志堅正孝さんが披露し会場を沸かせた。
 生徒らは5月ごろから週1時間から2時間、金曜日に実施してきた。ノボセル直享ジョシーさん(12)は「しまとぅばの良さを学んだ。成果が出せた」と満足げに話した。石川一龍さん(12)は「島くとぅばを学んだので今後に生かしたい。教えてくれて感謝している」と笑顔で答えた。 (上間宏通信員)