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伊江小で防止教室 酒、たばこの害も説明 薬物「断る勇気持とう」


伊江小で防止教室 酒、たばこの害も説明 薬物「断る勇気持とう」 薬物乱用防止教室で講話に耳を傾ける児童ら =11日 伊江小学校
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 【伊江】伊江小学校(島袋洋校長)は11日、4~6年生を対象に薬物乱用防止教室を実施した。未成年の飲酒や喫煙、薬物乱用が心身に与える影響を理解し、断る力、防止する力、健康な生活を実践しようとする態度を育てることが狙い。講師は本部暑伊江駐在の宇保英政さんが務めた。
 宇保さんは「たばこはニコチン、タール、一酸化炭素など体に有害な物質が含まれていて、1本吸うと寿命が7分短くなると言われている。肺がんにかかるリスクも高い。酒は体にも悪いが、やる気がなく怒りっぽくなるなど、脳と心の成長が止まる。麻薬は幻覚症状が起きるなど脳を破壊する。どちらも依存症になりやすい」と説明した。
 「薬物などを勧められたらきっぱり、はっきり、断る勇気、間違ったことには駄目と言える勇気を持つ。断れない時は周りの大人に相談する」と話し「皆が安心して生活するためにはルールを守る。自分で気づき考え行動する」など、毎日の生活の中で大切なことを説いた。
 6年生の金城海璃さんは「薬物は危険、たばこを吸うと肺がんにかかってしまう、お酒を飲むとアルコール依存症になってしまうなど、体や心に多くの害があることが分かった」と感想を述べた。 (知念光江通信員)