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名護てぃんさぐ会、芸能披露 大宜味の福祉施設 利用者ら楽しむ


名護てぃんさぐ会、芸能披露 大宜味の福祉施設 利用者ら楽しむ 再会を約束し別れる歌「幸せ祈って」を披露する名護てぃんさぐ会のメンバー=6月13日、大宜味村のやんばるの家
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味】名護市で活動する踊りのサークル団体「名護てぃんさぐ会」はこのほど、大宜味村の特別養護老人ホーム「やんばるの家」を訪れ、沖縄の伝統的な踊りや民謡を披露した。同団体によるやんばるの家の訪問は9年ぶり。コロナ禍もあり、施設の大々的な団体受け入れも数年ぶりとなった。施設の利用者ら約60人が鑑賞し、久しぶりの芸能を楽しんだ。
 交流会では「汀間当」や「幸せ祈って」など約10演目が披露され、最後はカチャーシーで締めくくられた。鑑賞者は曲に合わせて手で踊り、車いすから立ち上がる人もいた。
 同会は2010年に結成し、地域の夏祭りや敬老会などでの芸能披露の他、介護福祉施設での交流会などを開いてきた。新型コロナウイルスの影響で交流会は中断が続いていた。メンバーの西銘美恵子さん(69)は「見ている人が楽しんでいる様子が伝わってきて元気がもらえた」と笑顔で話した。 (武井悠)