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仲原馬場の松並木 きれいに 今帰仁小がごみゼロ運動


仲原馬場の松並木 きれいに 今帰仁小がごみゼロ運動 仲原馬場で清掃活動に汗を流す今帰仁小の児童ら=2日、今帰仁村の仲原馬場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【今帰仁】今帰仁小学校(小波津京子校長)は学校周辺のごみを拾い、美意識を高めようと隣接する仲原馬場をきれいにしようと、ごみゼロ運動を全児童で行った。
 仲原馬場(史跡)の松並木は琉球王朝時代に政治家蔡温が植えたとされる。「蔡温松」と呼ばれ、沖縄戦で多くの馬場が破壊されたが、仲原馬場は県内でも数少ない当時の面影を残す馬場。1959年に県指定文化財に認定され、今でも多くの観光客らも訪れ、村民からも愛されている。
 児童らはホウキやクマデを使いながら周辺に落ちている松の葉やごみを集めて一輪車や軽トラに乗せ、爽やかな汗を流した。
 作業後に桑江大祐さん(5年)は「きれいになったので多くの観光客にも見てもらいたい」と話し、島袋結衣さん(6年)は「周辺がきれいになり、とてもすっきりしました」と笑顔で感想を述べていた。 (新城孝博通信員)